開催のご挨拶

生成AIがIT/デジタル施策のホットトピックとなり、伴ってデータマネジメントの重要性が一層高まっています。生成AIを意思決定支援に活用したり業務プロセスに組み込んだりするには、品質や鮮度、網羅性の高いデータ/情報が欠かせません。話題のRAG(検索拡張生成)の活用も、用途特化のナレッジとして追加するデータが十分に整備されていることが前提です。

データの品質や鮮度、網羅性を高めるには、根底のデータアーキテクチャに目を向ける必要があります。最近国内でも耳にするのがデータファブリックとデータメッシュです。これらはデータを物理的に1カ所に集めるデータウェアハウスやデータレイクと併存しつつ、増大し続けるデータの移動/処理コストを抑えながら分散管理を可能にします。「集中か分散か」ではなく、「集中も分散も」柔軟に選べるデータ基盤として支持を集めつつあります。

そうしたアーキテクチャの進化の中で、「Data as a Product」─データを価値ある製品として管理・活用する─という考え方が提唱されています。品質(データの正確性や完全性、一貫性)、発見可能性(データカタログやメタデータ管理)、アクセシビリティ(データの所有権に基づく制御)、ドキュメント(データの中身の説明書)といった要素がすべて揃ってデータは価値ある製品たり得る、という方法論です。

利用者(人や組織、そしてAIも)が、データに迷ったり再整備したりすることなく、品質や所有権、内容が明確化されたデータを速やかに活用できる仕組み──Data as a Productは、そんな将来の目指すべき姿を示していると言えます。

このような現状認識の下、日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)とインプレスでは2025年3月7日(金)、年次コンファレンス「データマネジメント2025」を開催いたします。

製造業や金融業、サービス業から先進企業が取り組みを語る事例セッション、先端ソリューションに関するテクノロジーセッションを多数ご用意しました。データに関わる専門人材だけでなく、デジタル化に取り組む方々にも、見逃せないコンテンツが満載の一日です。ぜひ本イベントへの参加をご予定いただけますよう、お願い申し上げます。

開催概要
タイトル データマネジメント2025
~「Data as a Product」の時代へ~
日時 2025年3月7日(金)
会場 ホテル雅叙園東京(オフライン開催)※本イベントは、オンライン配信の予定はございませんのでご注意ください。
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1
[アクセスマップ] http://www.hotelgajoen-tokyo.com/access
受講料 無料(事前登録制)
参加対象 ユーザー企業の経営マネジメント層、CIO、情報システム部門長、情報システム部門スタッフ、事業責任者・企画担当者、
コンサルティング企業・ITサービス企業マネジメント層など
※本イベントは、ユーザー企業の皆さまを対象にしたイベントです。
ITベンダーの方は参加をお断りする場合もございますので、予めご了承ください。
定員 1,200名
主催 一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)
株式会社インプレス
後援団体 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
一般社団法人 オルタナティブデータ推進協議会
一般社団法人 データマネジメント協会 日本支部(DAMA Japan)
特定非営利活動法人 CIO Lounge
公益社団法人企業情報化協会(IT協会)
NPO法人ビジネスシステムイニシアティブ協会(BSIA)
CIO賢人倶楽部
一般社団法人データサイエンティスト協会
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
一般社団法人日本オムニチャネル協会
一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム
一般社団法人情報サービス産業協会
一般社団法人 リテールAI研究会

※予告なく内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

主催者挨拶
栗島 聡 氏

一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム
会長

栗島 聡

基調講演 1
黒橋 禎夫 氏

生成AIの技術的背景と将来展望
─NIIのLLM-jp/LLM研究開発センターが目指すもの

国立情報学研究所(NII)
所長/大規模言語モデル研究開発センター長

黒橋 禎夫 氏

詳しくはこちら

基調講演 2
小笠原 浩 氏

「データを世界の共通言語に!」安川電機のDXビジョンと日本の製造業の方向性、そして働き方改革

株式会社安川電機
代表取締役会長

小笠原 浩 氏

詳しくはこちら

特別講演
平本 健二 氏

2030年に向けたアクションプランを!
─データやAIを取り巻く最新動向と求められる環境整備

※本講演は、カンファレンス登録者限定で2月下旬よりオンデマンド形式にてご視聴いただけます

独立行政法人情報処理推進機構
デジタル基盤センター
デジタル基盤センター長
AIセーフティ・インスティテュート
副所長・事務局長

平本 健二 氏

詳しくはこちら

2030年に向けたアクションプランを!
─データやAIを取り巻く最新動向と求められる環境整備

 現代社会でのデータは“新たな石油”とも称され、その価値は高まる一方です。競争力を維持するためには、データの収集・分析・活用が必須です。データ社会の顕著な動向として、ビッグデータやIoTの広範な普及が挙げられ、膨大・多種のデータをいかに効率的に管理し活用するかがカギとなります。データマネジメントのあり方も進化しており、データガバナンスやデータマチュリティの推進・強化が求められています。
また、AIの進化・活用が急速に進み、機械学習や深層学習を用いたデータ分析が一般化し、ビジネスのさらなる効率化や新たな価値創造が期待されています。AI活用を進めるには、正確かつ高信頼のデータを維持する活動が不可欠で、データ品質管理の重要性が一層増しています。本講演では、2030年を展望し、データ社会における最新動向やデータマネジメント、AI活用、データ品質管理の重要性について解説します。

※本講演は、カンファレンス登録者限定で2月下旬よりオンデマンド形式にてご視聴いただけます

ユーザー事例

「豊富な事例講演」が一堂に会するのが本イベントの特徴です。下記以外にも製造業、金融業、流通業、サービス業など先駆的な取り組みをされているユーザー企業の事例講演を予定しています。(全16事例を公開予定)事例講演が確定し次第、本サイトでお知らせいたしますので、ぜひご期待ください。

アルペン イオンリテール 金融庁 KDDI
国立印刷局 JALカード GENDA 武田薬品工業
データ社会推進協議会 東京ガス 日清食品ホールディングス 古河電気工業
古野電気 MonotaRO ヤマハ リクルート

※登壇企業・講師は変更になる場合もございますので、予めご了承ください。

協賛 (※50音順)
メディア協賛

過去のイベントの様子はこちらから

データマネジメント2024 オフィシャルサイトはこちら
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